ミニオン・ハチャメチャ・アイス解説と考察 行くたび乗りたいライドの魅力を語り尽くす

USJ

ミニオン・パークにある「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」は「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」の手前に位置しており、奥から聞こえてくるミニオンたちのはしゃいだ声でその存在に気づきます。

一見すると、遊園地にあるコーヒーカップのような乗り物で小さな子供連れのファミリー層にも人気ですが、実際大人が乗ってもかなり十分に楽しめるような工夫が施されています。

しかし、ひとつ不思議な点があります。それは凍った場所にも関わらず、海水パンツをはいたミニオンたちがたくさんいること。実はこれ、「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」のストーリと深く関係しているのです。

今回はこの「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」の魅力やストーリーの面白さについてご紹介させていただきます!

ミニオン・ハチャメチャ・アイスの概要

以下、公式サイトの情報や個人の解釈を交えながら「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」のストーリーをご紹介させていただきます。

ミニオン・パークの熱気で、プールの水温がどんどん上昇!

慌てたミニオンたちは冷凍光線銃を使ってプールを冷やそうとしました。ところが設定温度はなんと「−100℃」!プールは一瞬でカチコチに凍ってしまいました。

しかし、ミニオンたちはそんな失敗なんて気にしません。むしろ「これは面白い!」と大はしゃぎ!

そしてミニオンたちが思いついた新しい遊びが「氷上レース」!

凍ったプールの上で製氷車で爆走するという、まさにミニオンらしいハチャメチャな発想で、新たな遊び場が誕生しました。

このストーリーがわかると何故ミニオンたちが寒いところで海水パンツをはいているのかも納得できますよね!

そしてこの出来事が「突然起きた出来事」だということがわかるような部分が随所に見る事ができます。

ですので「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」に乗る際には是非細かい装飾や演出にも注目してみてください!

ミニオン・ハチャメチャ・アイスは日本でしか楽しめない!

現在、ユニバーサル・スタジオは「カリフォルニア」「フロリダ」「シンガポール」「北京」そして「日本」にあります。その中でもミニオンのエリアには共通して「ミニオン・ハチャメチャ・ライド(グルーさんのお家)」が設置されており、その他のアトラクションで各国の個性を表現しています。

日本ではそれが「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」となり、つまりは日本にしかないアトラクションということなります。

日本は湿度が高く、特に大阪は夏は非常に暑いのでこのような涼しげなアトラクションはまるでオアシスのような存在です。

ミニオンはユニバーサルのマスコット的キャラクターとなりますし、更には日本だけのアトラクションということになればやはり一度は乗っておきたいところです!

搭乗制限・待ち時間

搭乗制限

ミニオン・ハチャメチャ・アイス利用基準

付き添い同伴: 身長92cm以上

付き添いなし: 身長122cm以上

心臓に病のある方、血圧が高い方、妊娠中の方、脊椎などの疾患がある方などは利用できません

水に濡れる可能性あるため、特殊効果で体調悪化する方は利用できません

※その他詳細はこちらをご覧ください

「水に濡れる可能性」と公式では書かれていますが、霧のような蒸気のようなものがかかる程度なので濡れるというほどではないので服についてはご安心ください。

ただ、少しでも湿るとまずいものを持っている場合は対策をしてから乗った方が良さそうです。

待ち時間

「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」は「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」と比べると待ち時間は短めの傾向にあります。しかし、混雑時は90〜120分待ちになることも!

個人的には60分以内であれば是非乗るべきだと感じます

現在このアトラクションはエクスプレス・パスの対象外。そのため、全員が通常列に並ぶ必要があります。

並ぶ際の注意点

屋根のないエリアで並ぶことになるため、夏の日差しが強く暑い日には短時間だったとしても並ぶのが大変になる可能性がある

寒い日も同様に厳しく感じることもありますが、やはり夏が一番厳しいと感じます。気温や天候などをみて、それに対応できる準備をした後に並ぶことをお勧めします。

実際に乗ってみた感想

外から見ると穏やかにクルクル回っているように見えますが、いざ乗ってみると想像以上にスピード感があります!

初めは驚きますが、次第にそのスピードも心地良くなり、慣れてくると周りを見渡す余裕も出てきます。

ライドの時間はあっという間なので、ライド中は乗っている間にしか見られない角度からミニオンたちの姿を覗き込んで楽しむのがお勧めです。

冒頭で「遊園地コーヒーカップのよう」と書きましたが乗ってみると全く異なる体験が待っています。乗り物は決まった軌道を周回するのではなく、どこへ進むのか全く想像がつかない動きをします。まるで冬道で車がスリップしたかのような感覚でした。

この不規則な動きが大人も退屈しない仕組みになっているので、是非年齢問わず乗って欲しいところです。

また、乗り物によっては巨大な冷凍光線銃から出る蒸気に直撃することも!自身も蒸気に当たるのかとワクワクしながら乗ることもできます。

このライドは一つの乗り物につき前後にそれぞれ二人ずつ乗ることができ、計4人が乗ることができます。

二人以内のグループずつになると前後相席となります。

乗った後は荷物を足元に置き、シートベルトを着用するだけとなっています。

待ち列の装飾

まずゲートをくぐると「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」の舞台である凍ったプールの土台にこのようなものを目にすることができます。

プールの中には小窓があり、そこには海パンをはいたミニオンたちの姿があります。ここから凍ったプールの中にミニオンたちが何人か取り残されているということがわかります。

表面が凍って出られなくなってしまったというのにミニオンたちは自由気まま!

入り口からミニオンたちは私たちを穏やかな気持ちにさせてくれます。

その後進んでいくとこのような掲示があります。

本来あるはずだった予定が赤マーカーで消されており、「RACE DAY」に書き換えられています。

現在のプールの温度は「−324℃」。中に取り残されたミニオンたちは大丈夫かと心配になりますよね。

右側には

「おふざけ禁止」「泡は禁止」「Tバック禁止」「サメのヒレ禁止」「冷凍光線禁止」「イーブルミニオンへの変身禁止」「潜水艦禁止」

と書かれています。

そのようなことをしたミニオンがいたのでしょうか。

その下には

「スイムキャップ着用必須」「自分のレーンを守りましょう」「ゴーグル着用必須」「タトゥーは隠しましょう」

とありました。

ミニオンたちはプールの利用に関してしっかりと決まり事を作っていたようです。

それが守られているかは別として。

現に禁止とされていた冷凍光線銃が外から見てもはっきり分かるように利用されているので、ミニオンにとって決まり事というのはあってないようなものなのかもしれません。その他ライドに乗ってみると様々にミニオンたちは規則を破っていることがわかります。

その後はこのような張り紙もありました。

ピンクの水着を着たミニオンたちが1位の表彰台に立って、優勝カップを持っています。

「おめでとう ピンクドルフィンズ シンクロナイズドスイミング 地域チャンピオン」と書かれており、シンクロ(現在のアーティスティックスイミング)の大会があったようです。

右には新聞の切り抜きが貼られています。要約すると以下のような内容になります。

「ピンクドルフィンズ」はベテラン勢である「ブルーバーナクルズ」と「オレンジマーマレード」を僅差で破りました。「ピンクドルフィンズ」は観客の提案に基づいて即興で作曲したオリジナル曲に合わせた演技を行い、泳ぎながらアカペラを歌った。

表彰台はピンクドルフィンズのメンバーで埋め尽くされて、2位と3位のチーム上ることができなかった。

ピンクドルフィンズは2週間後に東京で全国タイトルを争う予定だ。

この新聞の切り抜きに「Tokyo」と書かれているのも日本だけのアトラクションということを示しているのかもしれません。

アトラクションに近づいてくると今度はこちらの貼り紙がありました。

習い事の宣伝の張り紙や、プールで利用できる道具のレンタルとその値段、紛失物に関することが書かれています。その上には「レースの日だ!」という貼り紙がされています。

値段いついてはぼったくりのような値段が書かれているのもありますが、一番高いアヒルの浮き輪が完売になっています。こちらは1時間あたり400ドルなので日本円で言うと1時間60000円というところでしょうか。

また、右下にはデイブがアヒルのおもちゃを無くしてしまい、見つけた方は電話をくださいと伝えていますが、その右隣にはカールが同じアヒルのおもちゃを販売しています。

これは何が起こったのか一目瞭然ですね。

このように並んでいる間もミニオンらしい掲示をたくさん見ることができますので、ぜひじっくりと眺めてみてください。

ライド直前まで行くとこのような注意書きも掲示されています。

左の写真の真ん中は「ライフガード勤務中」の勤務中のところに赤ペンで二重線が引かれています。

これは凍ったからライイフガードが必要なくなったということなのか、常にサボっていたのか気になるところです。

左の注意書きは以下のようなっています。

タトゥーに関しては非常に矛盾したことを書いていますが、それがミニオンらしいところになっています。

  • Tバッグ禁止
  • 管理者はあなたのいたずら行為に対して責任を負いません
  • 潜水艦禁止
  • 水泳パンツ・ゴーグルなしではサービスは受けられません
  • スイムキャップ着用は必須です
  • 混乱は自分のレーン内で抑えよう
  • このプールは凍結防止区域です
  • 忘れないように腕にこれを永久に書いていてください:タトゥー禁止!
  • プールエリアではバナナは禁止です
  • 公営プールの営業時間中はシンクロナイズドスイミングは禁止です

    TANK YU!

こちらの上には「今日はアイススライダーレースです!」という看板を貼っており今までの掲示物を見てみても急遽予定変更になったということがわかります。

右の写真の機器にも波や浮き輪をしたミニオンのイラストがあり、細かい部分を見ても和んでしまいますね。

ライドの装飾

ライドのエリアではミニオンたちの以下のような姿を見ることができます。

左:巨大な冷凍光線銃を操作しているメル。遊び心がいっぱいの表情になっています。

右:プールでくつろいでいたミニオンたちが凍ったプールを見て驚いているようにも見えますが、実はこのグレーの筒に浮き輪が引っかかりミニオンたちが吊るされてしまっています。

このグレーの筒の先には実はミニオンの目が映っています。

これは、掲示されていた禁止事項に書かれていた「潜水艦」なのではないでしょうか?

左:写真右側には冬のコートをきたミニオンたちが。プールが凍ってから駆け込んだと思われます。

奥のグリーンのコートを着たミニオンはトンカチを持って、氷の中に閉じ込められたミニオンたちを助け出そうとしています。手前のサイレンを頭に被ったミニオンは非常事態と言わんばかりに「ビードー!ビードー!」と叫びます

右:左と同じ場所から撮影しているのですが、見て分かるようにミニオンたちの角度が変わっています。ライドが始まるとミニオンたちもクルクル回転しているからなのです。

こちらのおかげでライドに乗っていても外側から眺めていてもミニオンたちの姿を様々な角度から眺めることができるので非常に楽しいです。

こちらは回転してくれることで裏側にもミニオンがいることに気づかされます。

この氷の中のミニオンたちはピンクの水着を着ています。

もしかしたら先ほどの掲示物にあった「ピンクドルフィンズ」なのかもしれません。

東京での大会を前に練習している最中に凍ってしまったのかもしれませんね。

そんな状況を知ってか知らぬか、冷凍光線銃を操作しているメルはとても楽しそうにしています。

左の「ビードー」の所はハシゴを丸めているのが見えます。

プールが凍った後にこちらに登って使命を果たしているのでしょうか。

ライドに乗ると下から見上げることになるので、ミニオンたちの下からの角度を楽しむことができます。

手前の浮き輪に吊るされたミニオンは実は裸足になっていて、普段なかなか安全靴を脱がないミニオンたちなので立体の状態で眺められるのはとても珍しい部分だったりします。

乗り物は10種類

「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」の乗り物は全部で10種類あります。

「02」〜「11」まであり、その製氷車にはそれぞれミニオンの名前が書かれています。(パッと見て「01」に見えるのは「07」となります)

「02」ボブ

「03」イーブルミニオン

「04」デイブ

「05」メル

「06」カール

「07」トム

「08」スチュアート

「09」ケビン

「10」フィル

「11」ジェリー

「01」がない理由は調べてみたところ、カーレースにはカーナンバー「1」はチャンピオンの証ということなので、急遽始まったレースに「前回のチャンピオン」というのはいないために「02」からになっているのかもしれません。

ところで、禁止事項に「イーブルへの変身は禁止」と書かれていましたが、「03」はイーブルミニオンになっていますね

もはや無法地帯、学級崩壊状態です。

乗り物のペイントもこのようになっています。

こちらはミニオンによってイラストやフォントも違いますので、乗り慣れてきたらライド中に他の乗り物のペイントを見てみるのも楽しいです。

禁止事項

「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」は柵の中(凍結したプールのエリア)に入ると写真や動画撮影は禁止になります

乗っている間に写真を撮ると急遽止まって途中で終了することがあり、周りのゲストやクルーの方に多大な迷惑をかけることになりますので、クルーさんに中に案内されたらスマホやカメラ類をいじらないようお願いいたします。

エディオンが協賛

「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」はエディオンが協賛しており、ミニオンとコラボした様々な企画が行なわれています。

  • 「ミニオングリーティングイベント」の開催
    エディオンなんば本店などの店舗でUSJの催しが行われることがある。整理券(混雑の状態により)を手に入れた後グリーティングができる
  • SNSにてグッズやスタジオパスが抽選で当たるプレゼントキャンペーン
  • エディオン、エディオン系列の店舗(100万ボルトは2025年4月1日よりエディオンに変更)へ行くと1日1枚までキッズ向けのシールをもらうことができる

正月、春、夏、秋、冬(クリスマス)と年に5回ほど柄が変わる。

時期によってはミニオンではないUSJのキャラクターがシールになることもあり。

これらはSNSの公式アカウントにてお知らせがありますので、気になる方はフォローすることをお勧めします。

エディオンで貰えるシールは具体的にはこのようなものになっています。

毎回5種類あり、可愛い絵柄ばかりになっています。

また、シールのポイントを貯めることで抽選でグッズが当たる「Wチャンスキャンペーン」もありますので、身近にエディオンがある方は是非足しげく通ってみてください!

また、世界で唯一の「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」を協賛してくださっているので、寄った際にはぜひエディオンを応援してください!




🍌ともすた🍌